内容
Kevin Kellyのエッセイを日本語でまとめたもの。2004年ごろに書かれているものが多いが、普遍性があり真を突いているモノが多い。 ケヴィン・ケリー著作選集 1 - 達人出版会
感想
「Better than free」ではインターネットが普及し、すべてがコピー可能になりコストが0になるとき、人々はどんなことにお金を払うのかを8つの生成力として分類している。
- 即時性
- ベータ版には価値がある
- 個人化
- 解釈
- オープンソースはフリーだが、それを設置したあり、サポートは有料になりうる。
- 信憑性
- アクセスしやすいこと
- 具体化
- 映画を映画館で観る理由
- 後援
- 良いものに対して、人はお金を払いたい
- 支払いが容易な場合
- 創作者に直接恩恵を与えると思わせる場合
- 良いものに対して、人はお金を払いたい
- 見つけやすいこと
- レコメンデーション、キュレーション
「1000 True Fans」では、それなりに忠実なファンがいれば創作者は生活できると記している。これは現在では既に成り立っている。
ロングテールはサプライヤーにとっては、良いものだが、クリエイターにとってはそうではない。
今、成功しているサービスだったり、自分の行動に説明がつくものが多くて面白かった。