内容

ポール・グレアムがblogで公開しているエッセイを日本語でまとめたもの。いくつか書き加えたりしているものもある。

感想

富、格差、デザインについての論考が良かった。それ以外はLispの話が多い。gi

富とは、人々が欲しがるものである。富=お金ではなく、お金は富の1つの交換手段でしかない。例えば、壊れた車を直してほしい人がいて、あなたは車を直す能力がある。つまり、あなたは「元通りの車」という人の欲しがるものを創出することができる。富が生まれ、あなたはお金を代わりに貰う。シンプルだ。でも、忘れがちだ。IT長者を憎めるだろうか?彼らは全世界の人々が欲しがるものを創出しているのである。彼らが莫大な資産を持っのは正しいことだ。貨幣は有限だが、富は無限で、いくらでも創出できるものである。これは非常に現実的視点だ。事業がうまくいかないときは、ユーザーがどんなものを欲しているかを考えれば良い。

解消すべきは、絶対的な格差であり、相対的な格差ではない。

デザインとリサーチの違い。

デザインは良さ、リサーチは新しさを追究するもの。

より良いものを作ろうというとき、ユーザーのニーズっていつの間にか見落としてしまっているなと学んだ。