図書館で邂逅。一青窈が俵万智に短歌を習う過程が載っている。これを読むと短歌が上達するとかそういう本ではないけど、入口としては良い本だと思う。
今一番新しい言葉は一番腐りやすい言葉という言葉は確かにと感じた。 俳句と違って、短歌は季語を入れる必要がなくルールは定型57577に収めることだけ。 言葉を意味、リズムの平面で考えることが本質だと思った。日頃から、短歌を考えるということはリズミカルで明快な文章を書く事にも繋がるなと思った。
非定型で印象的な短歌
たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか — 河野裕子
意味の軸からのアプローチ
- 焦点を縛る。
- 詰め込みすぎてはいけない。
- 余白があるか?
- 核心=おへそはなにか?
- 意味のダブりがないか?
- 普遍性があるか?(100年後に伝わるかどうか?)
リズムの軸からのアプローチ
- 名詞止めは一句に一回まで
- 字足らずよりは字余り
創作してみる
逃げる術持たざる君が旗を振り 自ら出らぬ非常の出口 ミラクルがくるくる回りやってくる次はあなたのそばかも知れず