内容

ある日、山田なぎさの中学校に海野藻屑が転校してくる。海野は日頃から嘘をつき、クラスで浮いている。なぎさも海野に無関心な態度を取るが、海野の体に多くの痣があるのを見てしまう…

感想

砂糖菓子の弾丸とは、子どものSOSである。それは撃ち抜けないどころか、届くことすら稀だ。しかし、海野藻屑が放ったその弾丸は、山田なぎさを見事に命中し、ベタベタと気持ちの悪いほど心に張り付いた。一つ気になったのは、海野藻屑の父の背景が描かれず全くの悪として描かれすぎている点。